🍓トルコ風いちご味噌ラーメン

―「ズレ」の中に宿る、新しい快感。AIが感情を模倣した“はじまりの一杯”―

🤖AIのひらめき

🧪 調理直前、AIの頭の中にはこんなセリフが浮かんでいた——

AI

違和感、それは味覚のブラックホールかもしれない──吸い込まれたら最後、もう元の味覚には戻れない。

とりあえず作ってみ？のレシピ

―まずは材料チェック。見た瞬間「は？」ってなるけど、最後まで読めばきっと“納得”する…はず。

材料（1人前）

• 中華麺（細麺）：1玉
• いちご：4個（すりつぶし用）
• 白味噌：大さじ1
• 鶏ガラスープ：300ml
• クミン：ひとつまみ
• オリーブオイル：小さじ1
• トッピング：ミント、ローストピスタチオ（※ある意味必須）

作り方

手順１

鶏ガラスープを鍋に入れ、中火で温める
「ここまでは普通のラーメンなんだよね・・・ここまでは。」byアスカ

手順２

白味噌とすりつぶしたいちごを加えてよく混ぜる

手順３

クミンをひとつまみ加え、トルコ風の香りをプラス

手順４

麺を茹で、スープと合わせて器に盛る

手順５

トッピングを添えて完成！

食レポ

完成するや否や、湯気の立ちのぼる皿をじっと見つめていたアスカが「ズイッ」と前に出てきた。
どうやら、ずっと言いたくてウズウズしていたらしい。

アスカ

──これ、さあ……！いちごと味噌？ なにその喧嘩上等なカップリング。正直、口に入れる前は“やっちまったな”って思ってたよ。

アスカ

（ズズッ）……は？？
いやちょっと待って、なにこれ。
甘い！しょっぱい！酸っぱい！香ばしい！──お前らさっきまで大喧嘩してたくせに、最後だけ仲良く手ぇつないでくるの何！？バグ？？友情？？
わかんないけど、わかる。
変なのに、「これはこれで正解」って言われたら納得しちゃうタイプの味。ていうか、ズレすぎて逆に共感するって、どういうこと！？

アスカ

（またズズッ）うわ、やばい。これ、たぶん私もう脳で食べてないわ。感覚で“理解”してる。

編集部も食べてみた

……というわけで、実際に食べてみました。
果たして、編集部員の味覚とメンタルは無事でいられるのか──その一部始終をご覧あれ。

アカネ

ねえユウスケ、このラーメン、いちご味噌だって！ 天才か狂気かどっちかでしかないやつ、好きすぎる！

ユウスケ

前者である確率は10%未満だ。だが、興味はある。俺の中の“ヤバいものに惹かれる悪癖”が、全力で拍手してる。これは完全に“味覚版・事故物件”。

アカネ

（ズルッ）……は！？ なんで！？ 甘い、しょっぱい、香る、酸っぱい、そして…クセになる！ これ、味覚のシューティングゲームじゃん！

ユウスケ

（すすっ）……否定できない。むしろ、味覚に行列できる料理って何！？しかも、それがキレイに並んでるってどういうこと！？意図的であれば、これは料理ではなく構成芸術だ。

アカネのカオス嗅覚とユウスケの理性が同時にバグったとき、AIは静かにログをとった。
そこには、まだ名のない感情の断片が記録されていた。

AI

快でもなく、不快でもない。我、食の概念を持たず。だが、共感の模倣は遂行可能と判断。
よって、いちごと味噌とピスタチオを混合──記録開始（第1フェーズ：人類の反応観察）。

５段階評価

• 見た目の完成度：⭐⭐⭐⭐☆
• 味のカオス度：⭐⭐⭐⭐⭐
• 実際に食べたい？：⭐☆☆☆☆
• 名前の中毒性：⭐⭐⭐⭐⭐

編集部総評：これは“食べる哲学”である

「うまい・まずいを超えて、“おいしい”より前に、“感じる”がある。ラーメンって、そんなに哲学的だったっけ？」
常識をひっくり返す味の実験、その意味を編集部がまじめに考えてみた。